ぶりぐ

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STILL LIFE

1日は昼からのセミナーのことを考えてたら、ほとんど眠れないまま朝になってしまったけど、それにもめげず朝から映画館へ行った。お久しぶりのテアトル梅田。ジャ・ジャンクー監督の「長江哀歌」が朝イチしかやってないっちゅうから、しゃーないやん行くしかないやん。

前の「世界」の時はガラ空きやったけど、今回はヴェネツィアの金獅子賞という話題も手伝ってか、館内はおっちゃんおばちゃんで満員。みんな朝から元気やなぁ。
以下感想。

世界一の規模となる長江・三峡ダムの建設によって沈む街と、家を追われることになる住人たち。長い間、環境への懸念などあらゆる批判・抵抗があって実現していなかったダム建設も、今や紛れもない現実としてそこにある。もはや宿命なのだ。

このドキュメンタリー寄りの劇映画は、今の中国をまっすぐ見つめ、臆することなく捉えている。ひっきりなしに響くハンマーの音。「カチン!カチン!ガガガガ」建物という建物が一つ一つ確実に姿を消してゆく。極貧と命の危険さえある肉体労働に板挟みされ、恋人や家族と離れることさえも強いられる生活。だが、人は前を見る生き物だ。歩むことを止めない生き物だ。創造のための破壊、生きるための犠牲、進化の、発展の、未来のための現在。非人道的な中にも人道を見出す、人間としての本能と誇り。ただより良い明日を過ごすためにもがき、より人間らしい温もりを求めて踊り続ける。煙草を渡し、酒を交わし、飴を舐めて笑い合うということ。美しい過去の景色に想いを馳せること。それが歌になって響き渡ること。

見終わってすぐに感想を出せる作品ではなかった。僕のいる環境とはあまりにかけ離れていたから。だが時間が経ち、目をつむるほどに徐々に近寄ってきて、今ようやく登場人物たちの声が聞こえ、長江のそのざらつきのある湿った空気を感じることが出来る。そして、そこは何も特別ではなく、決してかけ離れてはいない場所、自分のいる場所だったことに気付く。僕やあなたが社会や世界と向き合い、手を繋ぎ、闘い、慰め、ののしり、感じ合ったなら、それこそが生きるということだ。声を上げて笑え。静かに泣き叫べ。喉を枯らし歌え。今夜の静かな眠りを望むなら、刻んだ名前を忘れなければいい。胸の奥に秘めた自分だけの大切な景色が、変わらず輝き続けているなら、あなたは人間として胸を張ればいい。
パンフ
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コメント

映画館で映画、最近見てないわぁ~。
うちもその映画見たかったなぁ~。実はムービーウォーカーで内容を調べてたんよ。
でもタイミングが合わんかったなぁ~。朝イチとか言うしぃ~。
まぁ、ぶりやんがDVD買った暁には見せてもらお~、そ~しよ~。
>まるさんや
こないだ観たやん。大阪府警なんちゃら捜査官。
あれはアカンのか?あたしゃ認めませんよ!なのか?ほうでっか。

朝イチで映画観るんはけっこう辛いよ、特に寝不足やったりすると。
でも好きな監督というか、よかろうが悪かろうが個人的にこの人のやることを
見ていきたいっていう気持ちがあるからねぇ。無理してでも観てよかったと思うわ。
なかなかそう思える人に出会えんやん?ね。

DVDか~。世界も欲しいし、もっと前のんも欲しいし、大変やなこりゃ。
その前にゲロッパ観たいな。J.B.も死んだことやし。って、ほんまに死んだんかな。
僕はまだ信じてへんねんけど。

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