ぶりぐ

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立ち止まる場所 その1

真夜中。とある十字路に一人の男が立っています。彼は今悩んでいます。
右へ行こうか左へ行こうか、それともこのまま真っ直ぐ進もうか、或いはここで引き返そうか。もう30分も悩んでいますが、いっこうに足が進む気配はありません。実際、彼がこの十字路を前にするのは初めてではなくて、(なぜだか分からないけど)ここへ来る度に言い知れないモヤモヤとした気分に陥るのでした。右へ進んでも左へ進んでも何か恐ろしいものが待っているような気がするし、直進するにしても引き返すにしても後悔してしまうんじゃないか?という不安が襲ってきます。普段の彼は、際立って優柔不断でもなく、むしろ、自分ではわりに決断の早い方だと思っているので、こんなことで(道を選ぶことぐらいで)悩むのは心外です。体中からイライラが募りますが、どうにもここに立つと悩んでしまうのです。

今日は特に悩みました。神経を集中させて、今日こそ自分自身が納得のいく結論を出そうと決めたからです。しかし、やはり上手くいかず1時間と少し。そして、遂に。嫌だ嫌だ!もうどこにも行きたくない!悩むのは飽き飽きだ。歩く気もなくなった。今夜はここで寝てやる。後は野となれ山となれだ!そういって彼はその場に寝転び、やがて本当に眠ってしまいました。ぐうぐうぐう。5分、10分、1時間、2時間。ここはいわゆる繁華街の交差点。通行人の中には、道に横たわる彼に気付き驚く人も少なからずいました。おーい大丈夫ですかと声を掛ける人、恐る恐る指先で少し触っていく人、見て見ぬ振りをして素通りする人。男はそれでも何事もないように眠り続けます。ぐうぐうぐう。今夜は気温もそれほど下がっていませんし、かといって寝苦しいほど暑いわけでもありません。むしろ、適度に風もあるからか心地よく眠れているようです。ぐうぐうぐう。空にはうっすらと雲がかかり、その隙間から月が姿を見せたり隠したり。二匹の猫が交互に鳴いています。いつもは甲高い声でやり合ってるのに、今夜はゴニョゴニョ言っています。甘く密やかな会話。やがてそれも聞こえなくなって、街も眠りについたのでした。
<続く・・・かも知れない>
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コメント

鼻毛の落書きしてもいいですか?
>セィちゃん
おかえりなさいませませ!
遅ればせまして申し訳なかとです。
あ、落書きしたなるような文章やった?まあまあ抑えて抑えて。
長い目で見てーな。長い目で見たらわりと面白く・・・ない?やっぱり?
続きに乞うご期待!(しない方が賢明です)

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