ぶりぐ

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STILL LIFE

1日は昼からのセミナーのことを考えてたら、ほとんど眠れないまま朝になってしまったけど、それにもめげず朝から映画館へ行った。お久しぶりのテアトル梅田。ジャ・ジャンクー監督の「長江哀歌」が朝イチしかやってないっちゅうから、しゃーないやん行くしかないやん。

前の「世界」の時はガラ空きやったけど、今回はヴェネツィアの金獅子賞という話題も手伝ってか、館内はおっちゃんおばちゃんで満員。みんな朝から元気やなぁ。
以下感想。

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無情なおっぱい

面白さ最高
金曜日に映画観に行ったよ。
東大阪の伝説となっている(かどうかは知らないけど)小阪国際劇場。国際と名乗っただけあって、ちゃんと洋画もやってる。それより何より、常に二本立てのオールナイト上映というから、その精力的な営業には脱帽だ。ベテラン女優たちのパネルがずらりと飾ってあったり、男子便所には「殿方御手洗所」と書いてあったりして、なかなかに味があったよ。味というレベルを超えているけど。

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大日本人

1日に「大日本人」を観たので感想書かねば。

ネット上での噂によると、見事に賛否両論真っ二つ!の楽しい状況のようだけど、僕としてはすっかり満足。ニヤニヤして帰った。序盤、わりと長めに間をとってるという話だったけどそれも全然問題なく、むしろ心地よかった。そうそう、映画を観てる間中、ずっと心地よかったんだった。あんなにもグダグダで爽快感のない展開なのに、なぜあんなにも心地よかったんだろう?僕にも分からない。

松ちゃんの笑いがそこにある。哀愁も皮肉もあるだろうけど、突飛なストーリーを通してそんなのも全部笑いに変えている。人間というものを描くということは、格好よくありたいと願うと同時に発生する格好悪さとか、言った端から生まれる矛盾とか、自分の理想とは真逆のものを要求してくる世間の不条理とか、どうにも割り切れないものを形にするということだ。それが汚かったり楽しかったり哀しかったり、そして何より美しかったりする。こんなにアホでも憎めない、好きでもないのにいとおしい存在があるだろうか?理性と本能に翻弄され、自と他に挟み撃ちにされ、苦しみながらも笑おうとする生き物が人間以外にあるだろうか?ないよ。「大日本人」に白黒つけることは出来ない。なぜなら全身灰色に覆われた人間という存在を2時間余すところなく描いた作品だからだ。灰色の美。人に温かい映画。愛すべきは人間だ。4回ぐらい観たら何かを通り越して涙がこぼれるかも知れない。テイ・トウワの音楽も見事に空間を彩っていた。

一瞬の夢

お金もないのに半額以下!につられてネットでDVDを買ってしまった。
ジャ・ジャンクー監督のデビュー作「一瞬の夢」。観たから感想書くよ。
彼の「世界」という映画を観て随分経ったけど、細かい部分はともかくそのインパクト、さっと焼きついたように"印象"が頭から離れないでいる。もうずっと揺さぶられているのだ。

一瞬の夢もやはり世界と同様に、非常に生々しく痛く、そして地味な映画だった。現在の中国を描くというスタンスも変わらない。カラオケ、ポケベル、TV、土地開発・・・経済発展とグローバル化が著しい中で不器用に生きる青年が主人公。スリなんだけどね。スリで格好よくなくて動きもフニャフニャしてるから、主人公的に万人に好かれるようなことはなかろう。それが功を奏してると言えなくもないが、少なくともアマチュアの俳優を使うことでジャンクーの視点がより明瞭になっているはずだ。物語については省略。観た後に「あ~よかったな」と花*花のように歌ってはいられない。

一人の青年のドキュメント映画、と同時に僕ら今を生きる人間のドキュメントでもある。現代の波に上手に乗ること、単純で現金なギヴ&テイク、テクノロジーを使って間接的で傷付かない関係を求めること、綺麗にお金を稼ぐこと。誰もが都会的な人間に憧れ、後悔のない人生を送り、美しくあろうとする。その為に嘘をつき、裏切り、隠し、弱者に罵声を浴びせる。平気な顔で。私は絶対に正しいからといった顔で。起こっている矛盾には気付かずに。犯罪者は誰であろう?はっきり言って僕なんか後腐れだらけでここまで来ている。何も美しくない人間だ。だがそれを刻み込み、自分が自分であることを生きて証明せねばならない。他人と向かい合い、世界に向かい合うことで。ありのままを曝け出し生きることは難しいが、そうありたいと願う。浅はかな正義や傲慢な優しさは、もはや必要ない。あなたはどうだろうか?そう問いかけてくる作品。
一瞬の夢


制御不能のビューティフォ

先週、ライフ・イズ・ビューティフォを観たから感想書かなきゃ。
噂に違わずエエ映画やわ。良過ぎるわ。なんやこれは。えーこれしかし。

じゃあどの辺がどう良かったん?って訊かれると、すっと書き出せない。
終わりが近付くにつれ、目頭の辺りがぐぐぐ・・おぉやべぇとなって、エンドロールが流れ出した瞬間、見事なまでに涙がぽたぽた。人と一緒に観てる時は、9割9分我慢できるんだけども、それが出来なかった。抑えられないほど感動した。感動ってこういうのやわ。制御が効かんもん。

観終わってだいぶ経ってから、映画やナチスや戦争の話をした。良い映画の時は彼女も僕もお互いに咀嚼(体に浸透する)の時間が必要になるので、感想を言い合うのが決まって遅くなる。もしも観終わってすぐに「エエ映画やったなぁ。なぁ。なぁ」って来られたら、とうに離れてるだろう。そうでなくてよかった(映画の話ちゃうがな)。逆にパイレーツなんちゃらのような駄作の場合は、終わった瞬間に「っしょーーもな。こんなんアッカン!」と怒りをぶつけ合うのだ。

で、ビューティフォ。真夏の夜空に満点の星空、そんな感じ(どんなんよ)。
これで温かくなれなかったらバカッ!!もうバカバカッ!!

A First Reason

硫黄島からの手紙」を観てきたよ。ピカデリーで。
評判がいいのは聞いてたけど、それ以外の情報は全く入れずに行った。硫黄島の位置も、戦いの背景も知らないまま。良いのか悪いのか。

↓途中、少しグロテスクな表現があります
良い映画は感想が書きにくい。だって文句言えないから。だって自然に胸が震えてしまうし、とても素直に感じてしまうからね。頭で考える前に。一面黒い岩で覆われた大地、戦いが始まる前の静けさ。彼らの届かない想いと願い。戦いが始まると、爆音が引っ切り無しに鳴り響く。地響き。彼らの選択肢は一つ、やるしかない。戦争は人を殺すことが目的な訳で、一瞬の内にどんどんと人が死ぬ。たった今まで横で話をしていた彼が、次の瞬間には爆弾で吹っ飛んでいる。そして次の瞬間には私も、砲弾の飛び交う中を走らなければならないのだ。
歴史の本じゃ、あの戦争で何人死んだとか言うけど、何人が生き残ったとか言うけど、死んだ彼の感情はどうだったろう?残った彼はどうだろう?本に載らないあの兵士の意思は?軍隊というのは特別強固な組織だけど、どんな集まりであれ、往々にして個人の感情は見えにくいもの。だからこそ想像したい。死に物狂いで死ぬ、死に物狂いで逃げる。そこら中死体が転がり、肉片が落ち、血の海が出来ている。死がすぐ傍にあるという底なしの恐怖。
印象深い「天皇陛下万歳!」は鼓舞であり、自分が戦いに納得する為の道具でもあり、また自決の理由にもなった。今も昔も、誰もが人生の理由を探している。いつも言い訳を考えて生きている。でも、何を差し置いても一番最初に愛するものが心になくちゃいけない。当時の兵士にも現代の我々にも愛する人がいる。近くにいる人達を毎日想う、それが出来てなくちゃいけない。映画の感想としてはズレてるかも知れないけど、傍にいる人をもっと大切にしよう、僕はそう強く思ったよ。

映像は例の如くどっしり落ち着いたもので、とても美しい。どのシーンも完璧に切り取られていて、思い出そうとすればすぐに浮かぶほど、瞼と心に深く刻まれている。

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NESCAFE

8日にパイレーツなんちゃらビアンを観に行った(今更書く)。
1作目を観てないけど評判よかったから期待してたんだけど、あれれ~?という感じ。詰め込み過ぎて「わや」やわ。監督5人ぐらいで作ったんか?ゆうぐらい、まとまってなかった。じょにー・でっぷのコミカルさも僕の中では「あぁ志村けんを参考にした表情やな」というのが常にあって、特に新鮮さはなかった。たぶんツボが違うんだと思う。映画でも音楽でもツボが合わないと共感できんもんね。大衆的娯楽映画はあんまり合わんなどうも。
♪ネスカフェは関係ない 本文と関係ない(奥田民生マシマロに乗せて)それはいいとして、こないだのヴェネチア映画祭で金獅子賞を獲ったのは、「三峡好人Still Life」。僕が超個人的に推している映画"世界"のジャ・ジャンクー監督作品だ。しかも主演はまたしてもチャオ・タオ。また僕好みに地味なんだろうか?公開されたら絶対観ることをお約束する。しなくてもよい。

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